学生に聞く!私のゼミの魅力 経済学部大石ゼミ編

学生に聞く!私のゼミの魅力 経済学部大石ゼミ編

2025.4.22

2025.4.22

そもそもゼミってなに?講義との違い

ほとんどの学生が大学で初めて触れるゼミは、主に研究、議論を中心として行う活動で、10~20人の少人数で行うことが大きな特徴です。座学中心の講義とは異なり、自身が発言、行動する機会が多く、より主体的な活動が求められます。また、4年生で行う卒業論文もゼミの教員による指導をもらいながら作成していくため、長い期間所属することになります。

経済学部ゼミの特徴

埼玉大学経済学部ではゼミ活動が2年生からと比較的早い段階で始まります。1年生の10月にはどのゼミに入るかを決めなければいけないため自分に合うゼミを選ぶ時間が少ないです。ゼミの選びかたがわからない方はぜひこの記事を参考にしてもらえればと思います。

今回は「日本経営史」の講義をおこなっている大石直樹教授が担当する「大石ゼミ」について紹介します!(日本経営史については下記で少しご紹介します)

大石ゼミはどんなゼミ?

今回調査するにあたり主に3つの質問を学生に行いました!

①普段のゼミで行っている活動内容と特徴

②ゼミに入って身についたと感じたこと

③同じゼミの学生や教授の印象


では早速①の普段のゼミで行っていることについてのアンケートです。
このような回答がありました。

学生の回答

・事前に文献を読んで議論したい事を出し、それを基にディスカッションする形式。授業形式は全くない。
・普段の活動では先生から指示された文献を読み、疑問点やアイデアをゼミ生だけで議論しています。
・日本企業についての論文を読み、ゼミ生で強みや弱み、抱える課題とその解決策などについて議論する。議論は生徒のみで行われるのが特徴的。

ディスカッションを行うのが主な活動で、議論を学生だけで成立させているみたいですね。また、ディスカッションの内容は日本企業の戦略や取り組みについてで、論点も自分たちで抽出していくため、活動の大部分を学生主体で行っていることがうかがえます。また2,3年合同で行うため学年を超えての交流が深いという話もありました。

次は②ゼミに入って身についたと感じたことについてです。

学生の回答

・議論を通じてさまざまな考え方やスタンスに触れたことで批判的思考力を身につけたり、自分の考えをアウトプットする機会が増えたことで言語化能力を鍛えたりすることができました。
・経営学や企業に関する知識を深めることができ、また、物事を多角的な視点で考える力も伸ばせていると思う。
・文献の要旨を見抜くこと、自分の意見を分かりやすくまとめた上で伝える積極性がついた。

自分の意見を伝えるために必要な能力が伸ばせていると実感する意見が多くありました。また、議論を行う準備段階でも文献を精読し、そこからどのような論点が考えられるのかという点でも、言語化の力が鍛えられるようです。経営学や日本企業についての論文を中心に読むことで、他の講義などの勉強になることがよくあるという話もありました。

最後は③同じゼミの学生や教授の印象についてです。

学生の回答

・ゼミ生はゆる〜く見える人が多いですが、議論の際にはハッとするような論点を出してくることも多くなかなか侮れません。先生は基本放任ですが、議論が進まなかったりゼミ生が困ったりしている時には有用なアドバイスをしてくれます。
・それぞれが自分の意見を持っていて、面白い視点に気づかせてくれる人たち。相手を尊重する良い人たちなので話しやすいし話していて楽しい。教授はとてもフランクで優しい、凄くいい人。
・真面目にディスカッションをする時もあれば、和気あいあいと雑談する時もあり、居心地の良い雰囲気。教授はそばで見守ってくれています笑

ディスカッションの場面以外でもいろいろな話をしているみたいですね。教授もかたいイメージではなく、学生の自主性を重んじるスタイルであることがわかります。

まとめ

大石ゼミについての印象はいかがでしょうか?主にディスカッションを行っているゼミですが、そういった活動を学生が自主的に、積極的に行ってもらうための雰囲気や特徴などが表れているのではないかと個人的に感じました。経済学部の埼大生として頑張る学生たちの参考になってもらえればと思います。今後も、さまざまなゼミを紹介していきたいと思いますのでよろしくおねがいします!

おまけ

大石直樹教授が担当する「日本経営史」は戦前から続く企業、あるいは財閥などについての変遷やイノベーションを考える講義です。下記はシラバスになります。
シラバス 日本経営史

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